お店がGoogle マップで表示されない?公開停止時の対処法

どうしてお店が「公開停止」になってしまうの?

Google マップでお店が表示されなくなる主な原因は、Googleが定めている「ルール」(正式には「ポリシー」や「ガイドライン」と呼びます)に違反していることなんです。知らずに違反していると、お店のプロフィールが検索結果に出てこなくなってしまうことがあります。

よくある違反は、こんなパターンです

お店の名前(ビジネス名)に余計な飾り付けをしている

Googleビジネスプロフィールでは、実際の店舗名・法人名を正確に入力することが原則です。

例えば、「最高に美味しい〇〇ラーメン!」のように、お店の名前に必要ない宣伝文句やキーワードを入れるのはNGです。お店の正式名称を使いましょう。

問題のある投稿や写真がある

お店の最新情報として投稿した内容や、アップロードした写真が、Googleのガイドラインや法律に違反している場合です。

投稿のNG例

  • 虚偽・誇張:「全国No.1」「全品半額」など事実と異なる内容
  • 過剰広告・スパム:同じ内容の連投や関係ないキーワード
  • 無関係な内容:スタッフの私生活や旅行の話題
  • 不適切表現:暴力・差別・性的表現
  • 個人情報の掲載:顧客名や電話番号など

写真のNG例

  • 無関係な写真:ペットや旅行写真
  • 虚偽・誤解を招く写真:実物と異なる商品や盛り付け
  • 不適切写真:暴力・差別・性的表現
  • 低品質写真:ぼやけて何か分からない写真
  • 個人情報が写る写真:顧客の顔や書類の情報

ユーザーが正しくビジネスを判断できない投稿・写真はNGです!

サクラ行為をしている

自分で自分の店に良いクチコミを書いたり、クチコミと引き換えに割引や特典を提供したりするのも違反です。

サクラ行為のNG例

  • オーナーや従業員が自店に高評価の投稿をする
  • 友人・家族など、実際には来店していない人に高評価のクチコミを書いてもらう
  • 割引、景品、ポイントなどを条件にクチコミを書いてもらう
  • 複数アカウントや外部サービスで組織的に高評価を増やす

「評価を操作する行為はすべてNG」と覚えておくと分かりやすいです。ユーザーに信頼されるお店作りの第一歩は、正直なクチコミから始まります。

著作権侵害をしている

他人が作った写真や文章を無断で使用してはいけません。

  • 他店のメニューや店内写真、インターネットで見つけた写真を勝手に使う
  • 他店の紹介文やブログ・SNSの文章をコピーする

「自分で作っていない写真や文章は使わない」という意識が大切です。他人の作品を使う場合は必ず許可をもらうか、自分で撮影・作成したものを使いましょう。

情報の正確性に問題がある

Googleは、ユーザーに正確な情報を提供することを大切にしています。もしあなたの情報が他の情報源(例えばお店のウェブサイトや他の情報サイト)と違っていたりすると、「この情報は本当に正しいのかな?」と判断され、公開停止になることがあります。

重複している情報がある

同じお店なのに、Google ビジネス プロフィールに複数の情報が登録されてしまっている場合です。これは、自分で気づかないうちに二重に登録してしまったり、昔の登録が残っていたりする場合に起こります。

不審なアクティビティがあったと判断された

短期間に情報の変更を何度も繰り返したり、不自然な操作があったりすると、Googleが「何か怪しいぞ?」と判断して公開停止にすることもあります。

お店が公開停止になっているか確認しよう

お店がGoogle マップに表示されていないと気づいたら、まず 管理画面 を開いて確認しましょう。

画面上部や左メニュー、あるいは「情報」タブで、「公開停止」「アカウント停止」「審査中」といった赤い文字や警告マークが表示されていないかチェックしてください。

もし、「公開停止」やそれに近い表示があったら、それが原因でGoogle マップに表示されていない可能性が高いです。

公開停止になってしまったら

では、もしも公開停止になってしまった場合、どうしたらいいのでしょうか。その対処法をお伝えしていきます。

1.違反箇所を特定して、すぐに修正する

まずは、Googleの「ポリシーとガイドライン」をじっくり読んで、どこが違反しているのかを突き止めましょう。例えば、お店の名前に余計なキーワードがあれば削除し、問題のある写真や投稿は、ガイドラインに沿って修正または削除します。

もし、知らない間に不正確な情報に書き換えられていて、それが原因で表示がおかしくなっている場合は、その変更を「破棄(元に戻す)」することもできますよ。

2.Googleに「回復リクエスト」を提出する

違反箇所をすべて修正し終えたら、Google ビジネス プロフィールサポートに「回復リクエスト」を送りましょう。この時、「どこが違反していたのか」「どのように修正したのか」を具体的に伝えることがポイントです。Google側も状況を把握しやすくなり、スムーズな対応につながります。

復元には通常1週間程度かかることが多いですが、場合によっては追加情報の提出を求められたり、もっと時間がかかったりすることもあります。焦らず、Googleからの連絡を待ち、必要に応じて対応を続けましょう。

注意:待てずに何度も回復リクエストを送ると、処理が遅れることや審査が混乱する可能性があります。1回で必要な情報をまとめて送るようにしましょう。

トラブルを未然に防ぐために

公開停止になってから慌てるよりも、普段からきちんと運用してトラブルを避けるのが一番ですよね!

ポリシーは常に最新版をチェックする

Googleのポリシーやガイドラインは、時代とともに変わっていくことがあります。定期的に確認して、ルールを常に把握しておくことが大切です。

NAPO情報を正しく設定する

あなたのお店の名前、住所、電話番号、営業時間を、正しく設定しましょう。

また、Google ビジネス プロフィールだけでなく、お店の公式サイト、SNS、ポータルサイトなど、インターネット上のあらゆる場所で統一しておきましょう

知らない人からの「オーナー権限リクエスト」は即拒否をする

まれに、身に覚えのない第三者からお店のオーナー権限を要求されることがあります。これは悪質なケースも含まれるので、絶対に拒否してください!もし放置してしまうと、権限を乗っ取られてしまう可能性があります。

困ったら専門家に相談をする

「もうどうしたらいいか分からない!」と頭を抱えてしまうような、複雑な問題に直面した場合は、Google ビジネス プロフィール運用の専門家やコンサルタントに相談するのも一つの手です。

まとめ

お店がGoogle マップに表示されないと、集客にも大きな影響が出てしまいます。
この記事を参考に、出来るだけ早く、対処を行うようにしてください。
日頃から情報を正しく管理しておくことが、トラブル防止にもつながります。

※本記事の内容は執筆時点の情報に基づいています。最新の仕様や操作方法については、Google ビジネス プロフィール ヘルプをご参照ください。

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