【Google マップ】お店の情報が重複!?影響と正しい対処法を解説

「情報が重複している」ってどういうこと？

これは簡単に言うと、「同じお店なのに、Googleに何回も登録されている」状態のことなんです。 Googleが「これは同じお店だよね？」と判断した場合、正しい情報だと判断された店舗の情報が優先され、もう片方の情報は自動で非表示になりますが、稀に両方の情報が地図上に出てきてしまうこともあります。

なぜ重複が起きるの？

お店の重複には、いくつかパターンがあるんです。主なケースを見ていきましょう！

同じ人が、同じお店を何度も登録したケース

うっかり、または知らずに複数回登録してしまうことがありますね。

Google マップ上で、別々の人が同じお店を登録したケース

Google マップではオーナー権限のない第三者でも情報の新規登録を提案したり、既存の情報に欠落している情報を追加したりできます。
そのため他の人によって既存のビジネスプロフィールと重複する情報が登録されてしまうことがあります。

ショッピングモールなど、同じ施設内に同じお店が複数登録されたケース

大きな商業施設内にある別のお店を、Googleが同じお店と判断してしまうこともあります。

お店の情報が重複すると、どんな影響があるの？

「重複しても、別にいいんじゃない？」と思うかもしれませんが、実は以下のような困ったことが起こりえます。

お客様が混乱してしまう

せっかくお店に行こうと思ったのに、どの情報が正しいのか分からず、諦めてしまうかもしれません。また、古い情報を見て、営業時間や電話番号が違うことに気づかず、お店にたどり着けないこともあるかもしれません。

お店の評価が分散してしまう

お客様がお店に口コミを投稿してくれたのに、それが重複した別々の情報に投稿されてしまうことがあります。なので、せっかく良い口コミが集まっても、それがバラバラに表示されるため、お店の魅力が伝わりにくくなってしまいます。

お店のGoogle検索順位に影響する可能性がある

Googleは正確な情報を重視します。情報が重複していると、「このお店の情報はどれが正しいんだろう？」と判断しづらくなるため、店舗の信頼性が低下したり、情報が分散したりといった悪影響が生じます。
これにより、MEOにおける評価が弱まり、検索結果の上位に表示されにくくなる可能性があります。

お店の管理が大変になる

オーナーさんが営業時間や写真を更新したいのに、どの情報を更新すれば良いのか分からず、手間がかかります。

Googleから警告が来ることもある

Googleから「お店の情報が重複してますよ！」というメールが届いたり、Google ビジネス プロフィールマネージャーの画面で、お店のステータスが「重複」と表示されて、注意マークがついてしまうことがあります。

このように、情報の重複は、お客様にとってもお店にとっても、困ったことを引き起こすんです。

どのように対処したらいいの？

お店の情報が重複してしまった場合の対処法を見ていきましょう。

1.古い情報を削除する場合

これは、昔のお店がもうないのに情報が残っている場合や、間違って登録してしまった情報を完全に消したい場合に選ぶ方法です。

 手続き方法

Google ビジネス プロフィールの管理画面から、情報を完全に削除する手続きを行いましょう。

【注意】
情報を削除すると、その情報に紐づいた写真やクチコミ（お客様の感想）もすべて削除されます。一度削除すると元に戻すことはできないため、必要な情報がないか事前に必ず確認しておきましょう。

2.お店の情報を統合する場合

重複しているお店Aとお店Bの両方が検索結果に表示されている場合、情報を統合することができます。

 統合の条件

申請者が統合したいお店Aのオーナー権限を持ち、かつ重複しているお店Bのオーナー権限も持っているか、お店Bがオーナー不在である必要があります。

 手続き方法

まず、お店Bのオーナー権限がない場合は、オーナー権限のリクエストを行います。オーナー権限を取得したら、Googleのサポートに問い合わせて統合を申請しましょう。

申請が受理されると、数日中にGoogle ビジネス プロフィールのサポートから連絡があり、お店Aへの統合が行われます。
この統合により、両方のお店に寄せられたクチコミやお店Bの写真すべてがお店Aに引き継がれますが、お店Bで作成された投稿（お知らせなど）は引き継がれず失われるため注意が必要です。

お店Bのビジネスプロフィールに、お店Aのビジネスと無関係な不適切な写真や、引き継ぎたくない古い写真がある場合は、統合申請前にオーナー権限で削除を試みましょう。

3.別のお店であることを証明する場合

同じ建物内に似た業種のお店がある場合などに、本来は異なるお店なのにGoogleによって重複と判断されてしまうことがあります。
その結果、正規ではないと判断された方の店舗情報がGoogle マップ上で非表示になってしまいます。

 対処法

Googleのサポートに問い合わせて、別のお店であることを証明する必要があります。

 証明のために用意するもの

百貨店に入っているお店が、百貨店自体と重複してしまったようなケースでも、サポートに相談することが推奨されます。 

まとめ

店舗情報の重複は、放置すると様々な問題を引き起こしかねません。この記事で紹介した対処法を参考に、ご自身の店舗情報が重複していないか確認し、もし重複が見つかった場合は速やかに対応することをおすすめします。

本記事の内容は執筆時点の情報に基づいています。最新の仕様や操作方法については、Google ビジネス プロフィール ヘルプをご参照ください。

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