なぜウェブサイトが必要なのか?

近年、スマホでお店を探すとき、Google 検索やGoogle マップを利用する人が増えています。
そのとき、Googleの検索結果やGoogleマップには、Google ビジネス プロフィールに登録された、お店の場所・電話番号・営業時間などの基本情報とあわせて、ウェブサイトへのリンクが表示されることが多くなっています。
お客様は、こうした情報を見て「このお店、ちょっと気になるな」と思ったとき、もっと詳しく知りたい!という気持ちから、ウェブサイトのリンクをクリックすることがよくあります。
ウェブサイトがあれば、Google ビジネス プロフィールだけでは伝えきれない、お店の雰囲気やこだわり、詳しいメニューやサービス内容などを、あなたの言葉で、写真や文章で、自由に伝えることができます。これがお客様の「行きたい!」を後押しし、集客アップにつながります。
ウェブサイトを作る時に押さえたい重要なポイント
ウェブサイト作りを始める前に、ぜひ頭に入れておいてほしいポイントはいくつかあります。特に大切な事をいくつかお伝えしていきますね。
1. お店の情報を分かりやすく整理して伝える
ウェブサイトは、お店にある様々な情報をユーザーに伝える重要な場所です。たくさんの情報をただ並べるのではなく、お客様が知りたい情報にすぐにたどり着けるよう「分かりやすく整理」することが大切です。
例えば、商品やサービスをカテゴリーごとに分類したり、店舗が複数ある場合は地域別に分けて情報を「階層化」し、見やすく整理しましょう。お客さまにとって使いやすいサイトは、ユーザーの利便性を高めるだけでなく、検索エンジンにも評価されやすくなりますよ!
2. お店の情報を統一する
お店の名前(Name)、住所(Address)、電話番号(Phone)、営業時間(Operating Hours)の頭文字をとって「NAPO」と呼ばれています。
このNAPO情報は、ウェブサイトだけでなく、Google ビジネス プロフィールやSNS、その他のポータルサイトなど、インターネット上に掲載されるすべての店舗情報で「完全に一致」させることが大切です。
もし、ウェブサイトとGoogleの情報が違っていたら、お客様に正確な情報が届きにくくなったり、最悪の場合、Googleからの評価にも悪影響を及ぼす可能性があります。
3. Google ビジネス プロフィールと連携する
店舗情報の伝達力を高めるには、Google ビジネス プロフィールとウェブサイトを組み合わせた運用が効果的です。
多くのお客様は、まずGoogle 検索やGoogle マップでお店を探しますよね。そのときに検索結果に表示されるのは、Google ビジネス プロフィールに登録されているお店の情報です。
そこにウェブサイトのリンクを掲載しておけば、お店に興味を持ったお客様に、ビジネスプロフィールだけでは伝えきれないお店の詳細な情報をじっくり見てもらうことができます。
情報の関連性が高まり、認知度アップにも繋がります。
4. Google ビジネス プロフィールには載せきれない、お店のこだわりを掲載する
Google ビジネス プロフィールは便利なツールですが、お店にある全ての情報が目立つ場所に表示されるわけではありません。例えば、現金・クレジットカード・QRコード決済などの支払い方法は、お客様にとっては重要な情報ですが、Google ビジネス プロフィールでは詳細情報として表示されることが多く、見落とされてしまうこともあります。
ウェブサイトなら、お店のこだわりや、Google ビジネス プロフィールでは十分に伝えられない細かな情報も、お客様に見てもらいやすい「目立つ場所」に自由に掲載できます。お店の魅力や個性をたっぷり伝えることで、お客様に安心感と信頼感を与え、来店意欲の向上にもつながります。
5. 地域との繋がりを意識する
地域のお店を探しているお客様に、あなたのウェブサイトを見つけてもらうためには、「地域との関連性」を高めることが非常に重要です。
ウェブサイトのタイトルやコンテンツ内に、店舗の所在地(地名)やエリア名を適切に入れるようにしましょう。特に、ウェブサイトのトップページに、お店の所在地・アクセス情報・電話番号などの基本情報を分かりやすく記載することが効果的です。
こうすることで、Google 検索やGoogle マップで「地域に関連したお店」と正しく認識されやすくなり、地域のお客様に見つけてもらいやすくなります(これをローカルSEOと言います)。
6. 情報は常に最新の状態を保つ
ウェブサイトは、一度作ったらそれで終わりではありません。お店の状況に合わせて情報を更新していくことが大切です。
古い情報が載ったままになっていると、お客様にご迷惑をおかけすることもあります。もし今あるウェブサイトが古くなっていると感じたら、リニューアルすることも考えてみましょう。
検索エンジンに見つけてもらいやすくする工夫
多くのお客様は、Googleなどの検索エンジンを使ってお店やサービスを探しています。あなたのウェブサイトを見つけてもらうには、検索エンジンに「どんなサイトか」を正確に理解してもらうことが大切です。
そのために、以下のポイントを意識しましょう。
独自ドメインを取得する
独自ドメインとは、お店独自のURLを持つことをいいます。
お店独自のURL(例:www.◯◯.com)を使うことで、信頼性が高まり、検索エンジンにも公式サイトとして認識されやすくなります。
スマホで見やすいデザインに対応する
現在、ウェブサイトを見る人のほとんどがスマホでウェブサイトを閲覧しています。なので、スマホでも快適に見られるデザインになっているかは、とても重要になってきます。レスポンシブデザインを採用し、どのデバイスでも快適に閲覧できるようにしましょう。
Google Search Consoleと連携する
Google Search Consoleとは、Googleがあなたのサイトをどのように認識しているかを確認できる無料ツールで、検索からのアクセス状況やインデックスの状況、不具合の有無などを把握し、改善に活用できます。初めての方でも簡単に設定でき、サイト運営の強い味方になります。
サーバーサイドレンダリングを検討する
やや専門的な内容ですが、検索エンジンがページの内容をより正確に読み取れるようにするための方法です。
とくに、少し複雑な作りのサイトでは、検索エンジンが内容を正しく読み取れるように、見やすく・整理された構造にしておくことが大切です。
技術的な部分が不安な場合は、制作会社や詳しい人に相談してみると安心です。
まとめ
ウェブサイトは、お店の顔として、またお客様との大切な接点として、非常に重要な役割を果たします。一見難しそうに感じるかもしれませんが、出来ることから少しずつ、チャレンジしてみてくださいね!
※本記事の内容は執筆時点の情報に基づいています。最新の仕様や操作方法については、Google ビジネス プロフィール ヘルプをご参照ください。
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