無人店舗はGoogle ビジネス プロフィールに登録できるの?

結論から言うと、登録できます!
Googleの公式ガイドラインにも、「通常、ビジネス プロフィールは営業時間内に顧客と直接対応するビジネスが対象」としながらも、「ATMや無人のビデオレンタル店などのセルフサービスビジネスは例外的に許可される」と明記されています。
Google マップへの表示はもちろん、ビジネス プロフィールに登録して「オーナー確認」を済ませることも可能です。
無人店舗も登録するべき?
無人店舗であっても、Google ビジネス プロフィールに登録してオーナー確認をすることで、以下のようなメリットがあります。
優先的に情報を管理・編集できる
営業時間やサービス内容など、お店の最新情報を正確に反映できます。
クチコミに返信できる
ユーザーからのクチコミに返信して、お店の信頼性を高めることができます。
お客様に安心感を与える
お客様の立場からすると、情報が充実しているお店の方が「ここなら大丈夫」と安心して利用できますよね。
また、オーナー確認をしていないと、第三者によって誤った情報が掲載されたり、クチコミに返信できなかったりするリスクがあるので注意が必要です。
無人店舗が複数ある場合の注意点
もし、あなたが10店舗以上の無人店舗を運営していて、一括でオーナー確認をしたい場合は、審査のハードルが上がるため注意が必要です。
Googleはスパム対策に力を入れているため、無人店舗の一括確認の審査はかなり厳格です。
過去には、以下のような情報の提出を求められたケースがあります。
- ビジネス名が確認できる固定看板の設置
- 固定看板、または設置された機械に24時間対応可能な電話番号の記載
- 設置された機械に機体固有の認識番号の記載
- 公式ウェブサイトに全拠点の住所と電話番号の記載
業種によっては、これ以外にも情報が必要になる場合があるので、不明な点があればGoogleのサポートに相談してみるのが一番です。
登録のポイント
ここからは、実際に登録を進める上での具体的なポイントを見ていきましょう。
①お店の情報を正確に登録する
基本中の基本ですが、お店の情報を正確に入力することが何より大切です。
ビジネス名
看板やウェブサイトに記載されている正式名称を使いましょう。
ビジネスカテゴリ
お店の業種に合ったカテゴリを選びます。最大10個まで追加カテゴリを登録できます。
所在地とサービス提供地域
正確な住所を入力し、必要に応じてサービス提供地域も設定します。
営業時間
無人店舗でも、お客様が利用できる時間を正確に登録しましょう。祝日や臨時の休業時間も設定できます。
連絡先
問い合わせ用の電話番号やウェブサイトのURLを登録しましょう。Instagramなどのソーシャルメディアのリンクも追加できます。
説明
お店の紹介文を簡潔に分かりやすく記述しましょう。最初の200文字が特に重要です。
属性
宅配やテイクアウト、支払い方法(クレジットカード、現金など)、Wi-Fiの有無、座席のタイプなど、お店の特徴を示す情報を設定できます。
② 利用方法や注意点を明確に記載する
無人店舗の場合、お客様は自分で操作したり、ルールを理解したりする必要があります。Google ビジネス プロフィールの「説明」の欄や「投稿」機能を使って、次のような情報を記載すると親切です。
- 入店方法
- 支払い方法(キャッシュレス決済のみ、など)
- 使い方ガイド(QRコードで説明が見れる、など)
- 緊急連絡先(何か困った時の連絡先)
これにより、お客様は安心して利用することができます。
③魅力的な写真を追加する
無人店舗は、初めて利用する際に少し戸惑うこともあります。お店の中の様子、利用する機械、商品の陳列棚など、実際に利用するイメージが湧くような写真をたくさん載せましょう。清潔感や分かりやすさをアピールできます。
④クチコミへの返信を心がける
お客様からクチコミが寄せられたら、無人店舗であっても感謝の気持ちを込めて返信しましょう。もし使い方に関する質問や改善点が書かれていたら、それに対する対応を検討するきっかけにもなります。
無人店舗ならではのアピール
無人店舗だからこそ、Google ビジネス プロフィールをさらに有効活用できる方法があります。
①属性を活用して、お店の特徴をアピールする
Google ビジネス プロフィールには、お店の「属性」を設定できる項目があります。これは、お店の特徴や提供しているサービスを伝えるためのものです。無人店舗の場合、次のような属性が特に役立ちます。
「24時間営業」
もし24時間利用できるなら、この属性は非常に強力です。時間を気にせず利用したいお客様にアピールできます。
「車椅子対応の入り口」「多目的トイレ」
バリアフリー対応をしている場合、表示することでより多くのお客様に安心して利用してもらえます。
「Wi-Fiあり」
利用中にインターネットが必要なサービス(例:無人コワーキングスペース、無人カフェ)なら、これも重要なアピールポイントです。
「キャッシュレス決済のみ」
現金が使えず、クレジットカードや電子マネーのみの場合、あらかじめ伝えておくことで、お客様の不便を解消できます。
これらの属性は、お客様がGoogle マップで「絞り込み検索」をする際にも使われるので、設定しておくと見つけてもらいやすくなります。
②Google ビジネス プロフィールからウェブサイトへ誘導する
もしあなたの無人店舗に、詳しい利用方法を説明したウェブサイトや、オンライン決済ができるページがあるなら、Google ビジネス プロフィールにそのウェブサイトのURLを登録しましょう。
お客様がGoogle 検索やGoogle マップでお店を見つけた時に、すぐに詳しい情報を見に行けるようにすることで、利用へのハードルを下げることができます。ウェブサイトでは、動画で利用方法を説明したり、よくある質問(FAQ)を掲載したりすることも可能です。
③投稿機能で、イベントや新しいサービスをアピール
先ほども少し触れましたが、Google ビジネス プロフィールの投稿機能は、お店の「お知らせ掲示板」のようなものです。無人店舗でも、例えば以下のような情報を投稿できます。
- 「新しいコインランドリー機械を導入しました!」
- 「フィットネスジムで〇〇キャンペーン実施中!」
- 「新商品入荷のお知らせ」
- 「年末年始の営業時間変更について」
お店に人がいなくても、こうして情報を発信し続けることで、お客様は「このお店はいつも新しい情報があるな」「活気があるな」と感じてくれます。
まとめ
無人店舗もGoogle ビジネス プロフィールに登録し、オーナー確認をすることで、ユーザーへの情報提供を充実させ、お店の信頼性を高めることができます。特に無人店舗でオーナー確認が完了しているケースはまだ少ないので、ライバルが少ない分、チャレンジする価値は大いにあると言えるでしょう。
ぜひ、この機会にあなたの無人店舗もGoogle ビジネス プロフィールに登録して、もっと多くの人に知ってもらいましょう!
※本記事の内容は執筆時点の情報に基づいています。最新の仕様や操作方法については、Google ビジネス プロフィール ヘルプをご参照ください。
