信頼されるお店の基本!NAPO情報はツールごとに「統一」がカギ

なぜお店の情報は統一すべきなの?

Google マップで見つけたお店の営業時間が「〜18:00」だったのに、お店のウェブサイトを見たら「〜19:00」になっていた。こんな経験、ありませんか?

せっかく頑張ってお店の情報をインターネットに載せても、Google ビジネス プロフィールとお店のウェブサイト、グルメサイト、SNSなどで、お店の名前や住所、電話番号の表記がバラバラだったり、古い情報が残っていたりすると、下記のような困ったことが起こりやすくなります。

お客様を混乱させてしまう

違う情報があちこちにあると、お客様は迷ってしまいます。最悪の場合、「お店に行ったのに閉まってた!」なんてことが起こると、お客様の信頼を失ってしまいます。

検索結果に影響が出てしまう

Google はインターネット上の情報を集めてお店の情報を判断しています。表記がバラバラだと、検索順位が下がる可能性があります。

特に大事な「NAPO」

「NAPO」というのは、お店の基本的な情報を表す英単語の頭文字を集めたものです。

具体的には

  • Name(店名)
  • Address(住所)
  • Phone number(電話番号)
  • Operating Hours(営業時間)

の4つの事をいいます。

どれもお店を運営する上で、お客様に必ず伝える、大切な情報ばかりです。

「NAPO」を統一しよう!

では、「NAPO」を理解したところで、それぞれの項目を確認していきましょう!

1. 店名 (Name)

当たり前だと思うかもしれませんが、これが意外とバラバラになっていることがあります。

例えば、

  • 「〇〇カフェ」と「〇〇Cafe」
  • 「焼き肉屋A」と「焼肉A」
  • 株式会社などの法人格の有無

のような表記の違いが挙げられます。

Google ビジネス プロフィール、ウェブサイト、SNS、グルメサイト、看板、名刺など、すべてのお店の名前を一字一句同じにしましょう。

 特に、全角・半角、大文字・小文字、スペースの有無なども揃えると完璧です。

2. 住所 (Address)

これも少しの違いでお客様を迷わせてしまう原因になります。

  • 「〇〇町1-2-3」と「〇〇町1丁目2番3号」
  • ビル名や階数の記載漏れ

郵便番号、都道府県、市町村、番地、建物名、階数まで、すべての情報を正確に、同じ表記で統一しましょう。 

特にGoogle マップの登録情報と完全に一致させるのがおすすめです。

3. 電話番号 (Phone number)

連絡先である電話番号が複数あると、お客様は「どこにかけたらいいの?」と迷ってしまいます。

お客様に連絡してほしい電話番号を一つに絞り、その番号をすべてのツールで同じ表記で掲載しましょう。 

ハイフンの有無も統一すると、より分かりやすくなります。

4. 営業時間 (Operating Hours)

これが一番忘れがちかもしれません。特に、祝日の営業時間や、年末年始、お盆などの特別な時期の営業時間は、ツールによって情報が違っていることが本当によくあります。すべてのお客様に正確な情報が伝わるように、ここもきっちり統一しましょう。

※インターネット上のお店情報は、お店と契約していないポータルサイトやクチコミサイトなどが、Googleなどから情報を持ってきて、掲載していることもあります。

誤情報が広がることを防ぐためにも、情報の統一は重要です。

統一するための具体的なステップ

「よし、情報を統一しよう!」と思っても、どこから手をつければいいか迷いますよね。

そんな時は、簡単なステップで進めていきましょう!

1. お店の情報リストを作る

まずは、あなたのお店に関する情報をすべて書き出してみましょう。

  • ウェブサイト
  • Google ビジネス プロフィール
  • Instagram、Facebook、X(旧Twitter)などのSNS
  • 食べログ、Retty、ホットペッパーグルメなどのポータルサイト
  • チラシやパンフレット
  • 名刺
  • お店の看板やメニュー
  • その他、情報を掲載しているすべての場所

そして、それぞれに掲載されている「お店の名前」「住所」「電話番号」「営業時間」をメモしていきましょう。

2. 正しい情報を決める

リストアップした情報の中で、「これが公式情報だ!」という正しいお店の名前、住所、電話番号、営業時間を決定しましょう。

 曖昧な点があれば、この機会に明確にしてください。

3. すべてを正しい情報に修正する

決定した正しい情報に合わせて、ステップ1で書き出したすべてのツールや媒体の情報を修正していきましょう。最初は少し手間がかかるかもしれませんが、一度やってしまえばあとはラクになります。また、定期的に情報がずれていないか確認する習慣をつけると良いでしょう。

まとめ

お店の信頼度を高めるために、「NAPO」の統一はとても大切です。一見、地味で面倒な作業に思えるかもしれませんが、この基本がしっかりできているお店は、それだけでお客さんから信頼感を得られます。ぜひ、お店の情報を今一度見直してみてくださいね。

※本記事の内容は執筆時点の情報に基づいています。最新の仕様や操作方法については、Google ビジネス プロフィール ヘルプをご参照ください。

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