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外国人ユーザーの「近くの〇〇(Near Me)」検索で見つけてもらうためには、Google ビジネス プロフィールの「サービス」「商品」「ビジネスの説明」の各項目に、利用シーンや具体的な場所を示す多言語キーワードを正しく登録することが不可欠です。
日本独自の文化名に英語の補足説明を併記することで、検索結果への露出とインバウンド客の来店率が高まります。今回は、インバウンドMEO対策に不可欠な多言語キーワードの選び方と設定の注意点を解説します。
外国人ユーザーの「Near Me」検索を読み解く
外国人ユーザーが「Near Me」検索で使っているキーワードには、以下の3つの特徴があります。
①体験や目的を重視するキーワード
外国人ユーザーは店名よりも「何ができるか」という目的を重視します。例えば「Best Sushi for Dinner」のように、具体的な利用シーンを組み合わせた検索が一般的です。外国人ユーザーの行動目的を先回りしてキーワードに盛り込むことが、露出を増やす鍵となります。
例:Souvenir Shop (お土産屋)、Kimono Rental (着物レンタル)、 Photo Spot (写真スポット)
②場所を特定するキーワード
「Near Me(近くの)」という言葉に加え、具体的な駅名や観光スポット名を組み合わせて検索します。例えば「Cafe near Senso-ji Temple」のように、自店舗近くのランドマークを活用して目的地周辺で絞り込むユーザーにアプローチすることで、周辺観光客へのリーチを広げられます。
具体的には、以下のような表現を活用しましょう。
- 〇〇駅 寿司 → Sushi near 〇〇 Station
- 〇〇公園 カフェ → Cafe around 〇〇 Park
③日本独自のものを探すキーワード
外国人ユーザーは「日本でしか味わえない体験」を求めているため、日本語特有の文化名そのものが重要な検索ワードになります。「Izakaya」や「Ryokan」などの単語に、「Japanese Pub」や「Traditional Inn」といった英語の補足語を併記しましょう。
英語の補足語を併記することで、日本文化に詳しくない外国人ユーザーにとっても、どのようなサービスか直感的に理解してもらいやすくなります。
- 和菓子 → Wagashi (Traditional Japanese Sweets)
- 御朱印 → Goshuin (Temple/Shrine Stamps)
- 抹茶スイーツ → Matcha Sweets (Green Tea Desserts)
多言語キーワードの選び方とGoogle ビジネス プロフィール活用術
多言語キーワードの選定から設定までの流れを解説します。
ステップ1:ターゲットとなる言語を決める
まずは、集客したいターゲット層が主に使用する言語(英語、中国語、韓国語など)を絞り込みましょう。
共通言語として利用者が多い英語でのキーワード設定を優先することで、多国籍なユーザーへのリーチを広げられる可能性が高まります。
ステップ2:キーワードを「サービス」や「メニュー」に登録する
サービスや商品名を英語で正確に登録しましょう。初歩的なことですが、多言語検索の結果に表示されやすくするための重要な要素となります。
サービスの項目
日本語だけでなく、必ず英語のサービス名を登録します。
例:七五三撮影 → Shichigosan (7-5-3) Kids’ Portrait Session
日本独自の文化名だけでなく、「Kids」や「Portrait」を添えることで、日本文化に馴染みのない層にも内容が伝わりやすくなります。
商品の項目
商品名、価格、説明文を英語で作成します。
例:豚骨ラーメン → Tonkotsu Ramen (Creamy Pork Broth)
「Tonkotsu」という名称に加え、スープの特徴である「Creamy」や「Pork Broth」を添えることで、日本食に詳しくない層にも内容が伝わりやすくなります。
ステップ3:「説明文」に体験キーワードを盛り込む
お店の説明文は、Googleが業種や提供サービスの詳細を判断する重要な設定項目です。
「ビジネスの説明文」の中で体験や目的を表すキーワードを活用することで、ユーザーの検索意図との合致率が高まります。
例:当店は〇〇(地名)で、本格的な抹茶体験 (Authentic Matcha Experience) ができる静かなカフェ (Quiet Cafe) です。美しい日本庭園 (Beautiful Japanese Garden) を眺めながら、季節の和菓子 (Seasonal Wagashi) をお楽しみいただけます。
ステップ4:「明瞭な写真」を投稿する
Google ビジネス プロフィールにおいて、写真は単なるイメージではありません。現在のGoogleは、写真に写っている内容(料理や看板など)を高度な技術で解析しています。そのため、外国人ユーザーが見て分かりやすい写真は、結果として「何を提供している店か」をGoogleが正しく認識しやすくなります。
外観・看板を含める
初めて訪れる外国人観光客にとって、看板(Signboard)や入り口の写真は、迷わずに店にたどり着くための「目印」になります。
【ポイント】店名がはっきりと読み取れる昼間の明るい写真と、夜間のライトアップされた写真の両方を用意しましょう。
メニューと料理の「セット投稿」
Googleは写真から「この店は寿司屋だ」「ベジタリアン対応だ」といった情報を抽出します。
料理のアップ写真だけでなく、英語表記があるメニュー表の写真もセットでアップしましょう。AIがテキスト情報を読み取り、特定のメニュー名(例:Vegan Ramen)での検索にヒットしやすくなります。
「日本らしさ」を感じる店内写真
外国人ユーザーは「日本ならではの体験」を視覚的に探しています。
畳の席(Tatami seating)、暖簾(Noren)、オープンキッチンのカウンターなど、日本文化を感じさせる要素を意図的に写し込むことで「Authentic(本物)」という検索意図にマッチしやすくなります。
写真のクオリティに気をつける
明瞭な写真を投稿することで、Googleからの信頼度も高まります。
写真の視認性を保つためのチェック項目に注意しましょう。
- 手ブレしていないか
- 明るさは十分か
- 背景に余計なゴミや関係ないものが写り込んでいないか
ステップ5:周辺のランドマークを多言語で活用する
皆さんも、観光中に不慣れな場所で迷子になりたくありませんよね。そのため、「〇〇の近く(near)」という検索では、有名な観光地や駅の名前が非常に重要なキーワードになります。
「ビジネス情報」の説明に加える
Google 検索結果に表示される「Google に掲載中のあなたのビジネス」メニュー内にある[プロフィールを編集]から、[ビジネス情報]の「説明」項目に、最寄り駅からの出口番号や徒歩分数、主要エリアからのアクセス時間を英語で記載しましょう。
例:We are located just a 5-minute walk from Tokyo Skytree and one minute from Asakusa Station Exit A4.
(東京スカイツリーから徒歩5分、浅草駅A4出口からすぐです。)
投稿での連携
投稿する際にも、「富士山観光の後に立ち寄りませんか?」のように、観光ルートに組み込めることをアピールするキーワードを使いましょう。
多言語キーワードを設定するときの3つの注意点
多言語キーワードを設定するときの注意点についてまとめました。
注意点1:キーワードの過度な詰め込みは避ける
検索上位を狙うあまり、説明文に同じキーワードや無関係な語句を羅列することは控えましょう。
悪い例:Matcha, Matcha, Green Tea, Cafe, Sweets, Best Matcha, Matcha, Matcha…
同一キーワードの執拗な繰り返しや、脈絡のない単語の羅列はユーザーの利便性を損なうだけでなく、Googleから「キーワードの詰め込み」と判断され、掲載順位に悪影響を及ぼす可能性があります。
注意点2:ビジネス名(店舗名)は正式名称のみを登録する
Google ビジネス プロフィールの「ビジネス名」には、看板やショップカードに記載されている実際の店舗名のみを登録してください。店名の前後に「エリア名」や「サービス内容」などのキーワードを追加することは、Googleのガイドラインで禁止されています。
ビジネス名には正式な店舗名のみを使用し、集客用のキーワードは「ビジネスの説明文」や「サービス」などの項目で補完するのがガイドラインに沿った運用です。
正しい例:〇〇カフェ
避けるべき例: 〇〇カフェ | 浅草の抹茶スイーツと着物体験
注意点3:翻訳ツールの直訳ミスに気をつける
翻訳ツール(Google 翻訳など)を使うときは、意味が通じるかを必ず確認しましょう。
特に食べ物や文化的な言葉は、直訳すると意味が変わってしまうことがあります。
例:「天丼」を “Tendons” と単にローマ字で表記すると、英語圏では「腱」という意味になります。
「Tempura Bowl (天ぷら丼)」など、お客様に伝わる表現を選びましょう。
まとめ
インバウンド集客のためのMEO対策は、外国人のお客様の目線になって考えることが成功の鍵です。
しかし、ここまでお読みいただいて、インバウンド向けのキーワード選定や、英語での設定作業に不安を感じていませんか?
- 「英語のキーワード選定やファイル名の変更など、細かい作業が多すぎる…」
- 「ガイドライン違反や、間違った英語を使ってしまうのが怖い」
- 「インバウンド集客は強化したいが、日々の業務に追われて手が回らない」
インバウンド対策に時間を割けない店舗オーナー様のために作られたのが、MEO対策ツール「ミセシルベ」です。面倒なクチコミ管理や多言語発信、正しい店舗情報の一括管理まで、効率的に行うことができます。
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※本記事の内容は執筆時点の情報に基づいています。最新の仕様や操作方法については、Google ビジネス プロフィール ヘルプをご参照ください。
