スマホユーザーはどうやってお店を見つけるのか?店舗の集客やマーケティングに役立てよう

スマホでお店探し、当たり前の時代に

「お腹すいたな、近くに美味しいお店ないかな?」「急に髪を切りたくなったけど、評判の良い美容室はどこだろう?」
こんな風に、何かしたいと思ったその瞬間、すぐにスマホを取り出して検索する。これって、もう私たちの日常になりましたよね。

以前は、お店を探すといえば「グルメサイト」とか「美容室検索サイト」のような、特定の情報がまとまった「ポータルサイト」が主役でした。でも今は、Google 検索やGoogle マップを使ってお店を探す人がとっても増えているんです。

知りたい!行きたい!その瞬間のスマホ行動

スマホって、いつでもどこでもインターネットにつながっていますよね。だから、「今すぐパン屋さんに行きたいな」「この近くにATMあるかな?」みたいに、何かをしたい!と思ったその瞬間に、すぐにスマホを取り出して検索するようになりました。

この、スマホでお店を探すユーザーの行動は、大きく分けて2つの段階があると言われています。

さぐる(探索)
「うわさで聞いたお店を探したい」といった、まだ具体的にどのお店に行くか決まっていない段階での情報収集。
かためる(決定)
「忘年会のこのお店に決めたい」といった、お店を絞り込んで最終的に決める段階。

この「さぐる」と「かためる」という行動が、ぐるぐると繰り返される様子は「バタフライ・サーキット」と呼ばれています。ユーザーは、この予測が難しい瞬間に、自分にとって一番良い情報を見つけようとしているんです。

Googleはユーザーにどんな情報を見せているの?

では、ユーザーがGoogle 検索やGoogle マップで「近くのカフェ」とか「〇〇駅 ラーメン」のように検索したとき、どんな情報が出てくるのでしょう?

例えば、「新宿駅 『ラーメン』」と検索した場合、こんな情報が表示されます

  • お店の名前
  • お客さんの評価(星の数)とクチコミの件数
  • お店の簡単な説明や特徴
  • 写真(お店の外観や内装、メニューの写真など)
  • お店までの距離と地図
  • 営業時間
  • メニュー
  • お店のウェブサイトへのリンク
  • 電話番号(タップすれば電話をかけられます)
  • お店までの経路案内(すぐに地図アプリと連携)
  • 情報を友達と共有するボタン
  • お店のサービス内容(イートイン、テイクアウト、デリバリーなど)

特に、検索した場所からの距離が考慮されて、地図と一緒に近くのお店がいくつかおすすめとして表示されることが多いです。

写真やクチコミなども、ユーザーがお店を選ぶ上でとっても重要な情報源になっています。

どうすればお店を見つけてもらえるの?

スマホユーザーの行動とGoogleが見せる情報が分かると、お店側が何をすればいいか、見えてきますよね!

一番大切なのは、Googleがユーザーに見せる「お店の情報」を、正確に、魅力的にしておくことです。

基本情報はしっかり登録・更新をする

お店の名前、住所、電話番号、営業時間、定休日など、Googleがユーザーに一番最初に表示する情報です。これが間違っていると、せっかく興味を持ってくれたお客様がお店にたどり着けなかったり、「開いてるはずなのに閉まってた!」とガッカリさせてしまったりします。常に最新の情報にしておきましょう。

魅力的な写真を掲載する

ユーザーは視覚的な情報に惹きつけられます。お店の雰囲気や、美味しそうなメニューの写真をたくさん載せましょう。写真があるかないかで、お店への興味の持ち方が全然違いますよ!

クチコミを大切にする

お客様の生の声であるクチコミは、お店選びの強力な判断材料になります。良いクチコミが増えるように、日々良いサービスを提供するのはもちろん、Googleにクチコミを書いてもらうお願いをするのも良いでしょう。もし残念なクチコミがあったとしても、誠実にお返事をすることで、他のお客様への印象が良くなることもあります。

提供サービスを明確にする

最近は、イートインだけでなく、テイクアウトやデリバリーに対応しているお店も多いですよね。Googleの検索結果では、これらのサービスを提供しているかどうかも表示されます。対応しているサービスは、しっかり登録しておきましょう。

お店のパフォーマンスをチェックする

Google ビジネス プロフィールには、「パフォーマンス」という機能があります。これを見ると、お店の情報が検索結果に表示された回数や、ユーザーが電話をかけたり、ルートを検索したり、ウェブサイトにアクセスしたりした回数、また、どんなキーワードで検索されたか、などのデータが分かります。
このデータを見ることで、どんなキーワードでお店を探している人が多いのか、どんな情報に関心があるのか、どんな行動につながっているのか、などが分かり、今後の集客施策を考えるヒントになります

まとめ

いかがでしたか?スマホを使ったお店探しは、今や当たり前の行動となりました。ユーザーが「行きたい!」と思ったその瞬間に、あなたのお店の情報が目に留まるように、今からできることを始めてみましょう。この記事が、そのきっかけになれば幸いです。

※本記事の内容は執筆時点の情報に基づいています。最新の仕様や操作方法については、Google ビジネス プロフィール ヘルプをご参照ください。

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