【複数の店舗管理に】分析に役立つツール紹介

なぜ、複数店舗の分析が重要なの?

単一店舗の場合でもGoogle ビジネス プロフィールの分析は重要ですが、複数店舗となるとその重要性はさらに増します。

どのお店が頑張りどころか分かる

それぞれのお店の情報がどれくらい見られたか、電話がかかってきたかなどを比べると「あ、このお店はもっと工夫が必要だな」という頑張りどころが見えてきます。

うまくいったお店のやり方を真似できる

「このお店はなぜかお客様が多いぞ!」というお店があったら、そのお店のやり方(写真の出し方や情報更新の仕方など)を他のお店でも真似すれば、全体のお客様を増やすことにも繋がります。

広告費をムダにしない

限りあるお金の中で、どこに力を入れたらお客様が増えるかを判断するのに役立ちます。

お客様の満足度アップ

口コミへの返信がしっかりできているか、お店の評価はどう変化しているかなどを確認して、お客様にもっと喜んでもらえるように改善できます。

でも、Google ビジネス プロフィールって、1店舗ずつ管理するのにはすごく便利なんですけど、もし何十店舗も運営していたら…考えるだけでも一苦労ですよね。

そこで今回ご紹介したいのが、複数店舗の管理や分析をグッと楽にしてくれる「サードパーティツール」なんです!

サードパーティツールって何?

Google ビジネス プロフィールにも一括で管理できる機能はありますが、残念ながらチェーン店やフランチャイズのような何十、何百というお店を抱えている企業だと、その機能だけでは十分とは言えません。
そのため、1店舗ずつ情報を更新したり、口コミをチェックしたりするのは、時間も労力もかかりすぎますよね。
そんな時に活躍するのが「サードパーティツール」なんです!

サードパーティツールを使うメリット

お店の情報をまとめて管理できる

Google ビジネス プロフィールの情報を一元管理できるので、作業が驚くほど効率アップします。新しい情報を一斉に更新したり、お店のパフォーマンスをまとめて分析したり、全部まとめて行えます。

「集客」にかける時間を効率化できる

ツールを導入すれば、これまで集客施策に使っていた時間をぐっと短縮できます。その分、スタッフの皆さんが接客に集中できたり、ビジネスプロフィールの情報をこまめに更新できたりと、良いことずくめです。

Google ビジネス プロフィールだけでは見づらいデータが見える

実は、Google ビジネス プロフィールだけでは、複数店舗のデータをまとめて分析したり、詳細な切り口で比較したりすることが難しいんです。 そんなときサードパーティツールを使えば、お店を見ている人の数や、ユーザーの反応数といったデータもダウンロードして、グラフなどで見やすく表示できます。

ツールによっては「このエリアのお店だけ」「このブランドだけ」といった、独自の切り口での分析が可能です。お客様が必要とする詳細な条件での比較・集計をすることができます。

例えば、どんなツールがあるの?

検索で上位に出すことに特化したツール(MEO対策ツール)

例:「Gyro-n MEO」「ローカルミエルカ」など

これらのツールは、「〇〇(地域名) カフェ」といった検索で、あなたのお店がGoogleマップの上位に表示させるために、必要な分析や改善施策の実行をサポートする機能に特化しています。どんなキーワードで何位にいるか、ライバル店と比べてどうか、口コミの状況はどうか、といった細かい分析ができ、お店の検索順位を上げるためのアドバイスもしてくれます。特に、検索からお客様を増やしたい場合にとても役立ちます。

お店の情報をまとめて管理する大きなシステム

例:「Yext」「Uberall」など

これらのシステムは、Google ビジネス プロフィールだけでなく、FacebookやInstagramなどのSNS、食べログやホットペッパーなどの情報サイトなど、インターネット上のあらゆるお店の情報をまとめて管理できるのが特徴です。分析機能も充実していて、インターネット全体でお店がどれくらい見られているかを把握できます。色々な方法でお客様を集めたい場合に便利です。

お客様情報と繋がるツール

中には、お客様の情報を管理するシステム(CRMと呼びます)と連携できるツールもあります。Google ビジネス プロフィールから来たお客さんの情報や、実際にお店に来たデータと合わせて分析することで、どんなお客さんがお店に来てくれているのか、もっと深く理解できるようになります。

ツールを選ぶときのポイント

お店の数と規模

あなたのお店の数や規模に合った料金プランか確認しましょう。

欲しい機能

「分析機能が一番大事」「口コミ管理をラクにしたい」など、自分が一番使いたい機能がちゃんと付いているか確認しましょう。

使いやすさ

使う担当の人が、ストレスなく使えるか、レポートが見やすいかなども大事です。

困ったときのサポート

使い方で困ったときに、きちんとサポートしてくれる会社か確認しましょう。

他のシステムとの連携

今使っているレジのシステムや、お客さん情報管理のシステムと連携できるかも見ておくと良いでしょう。

分析した結果を「お店を良くするサイクル」に組み込む

ツールを使ってデータを分析するだけでは、お店は良くなりません。分析して分かったことをもとに、「こうすれば良くなるかも?」と仮説を立て、実際に試してみて、それがうまくいったか確認し、さらに改善していくというサイクル(PDCAサイクルと呼びます)を回すことがとても重要です。

1. データを集めて分析する

各お店のGoogle ビジネス プロフィールの情報や、入れたツールのレポートをよく見てみましょう。

2. 改善点を見つける

「なぜ、このお店はあまり見られてないんだろう?」「なぜ、このお店だけ電話がたくさんかかってくるんだろう?」など、データから改善点を見つけて、その理由や「こうすれば良くなるかも?」というアイデアを考えます。

3. 試してみる

考えたアイデアをもとに、お店の情報を更新したり(営業時間、メニュー、サービスなど)、新しい写真を載せたり、こまめにお知らせを出したり、口コミに返信する頻度を上げたりしてみます。

4. うまくいったか確認して改善する 

試してみた後に、もう一度データを分析して、効果があったかどうかを確認します。もしあまり効果がなかったら、もう一度「こうすれば?」と考え直して、次の手を打ってみましょう。

まとめ

お店をいくつも経営している場合、Google ビジネス プロフィールをしっかり管理することは、お客様を増やすため、そしてお店のファンになってもらうためにとても大切です。

Google ビジネス プロフィールのもともとの機能に加えて、便利な専門ツールや、自分で分析する方法を上手に組み合わせることで、それぞれの店舗の状況を細かく把握し、データに基づいた正しい判断ができるようになります。

ぜひ、あなたのビジネスにぴったりのツールを見つけてみてくださいね!

※本記事の内容は執筆時点の情報に基づいています。最新の仕様や操作方法については、Google ビジネス プロフィール ヘルプをご参照ください。


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