お店は、どうやって見つけられている?

皆さんのお店は、お客さんにどうやって見つけられていると思いますか?まずは、ここから考えてみましょう。
お客さんがあなたのビジネスプロフィールにたどり着く方法は、主に「検索」です。お客さんは、何かを探すときに検索ワード(「カフェ 渋谷」、「ラーメン 新宿」など)を入力します。
その検索結果から、あなたのお店の「ビジネスプロフィール」が表示されます。そして、そのプロフィールを見たお客さんが、電話をかけたり、お店に足を運んだりする、という流れなんです。
この「検索されてからお店に来るまでの流れ」をしっかり把握することが、お客さんを増やす第一歩になります。
現状を確認するための「パフォーマンス」
「お店がどう検索されているか」を知るための、まさに「お店の成績表」とも言えるのが「パフォーマンス」という機能なんです。
この機能を使うと以下のことがわかります。
検索された回数やキーワードがわかる
「どんな検索ワードでお店が見つけられたか?」とか、「月に何回くらい検索されたか?」が分かります。
お客さんの動きがわかる
お店のプロフィールを見て、どれくらいの人が電話をかけたか、どれくらいの人がお店の場所を調べたか、なんていうお客さんの具体的な行動も把握できます。
季節やイベントの影響が見える
過去6ヶ月分のデータをグラフで見られるので、「ああ、夏休みは検索が増えるんだな」とか、「このキャンペーンを打った時は、アクセスが伸びたな!」なんて、季節ごとのトレンドや、自分がやった施策の効果がまるわかりなんです。お店のオープンや休業、周りの環境の変化がどう影響したかもつかめますよ。
これからの集客に役立てることができる
このデータを見れば、「じゃあ、次のシーズンはこんなキーワードに力を入れよう!」とか、「この時期にはこんな施策を打てば、もっとお客さんが増えるかも!」という具体的な作戦が立てられるようになるんです。
デフォルトでは過去6ヶ月間のデータが表示されますが、1ヶ月単位で期間を絞り込んで確認することもできます。たとえば、「7月にチラシを配ったけど、閲覧数やルート検索は増えた?」など、特定のキャンペーンの効果を測定したい時に便利です。
このように、集客施策を立てる上では欠かせないものばかりなんです。
見えてきた現状をもとに集客施策を立てる
お店がどう見られているかがわかったら、次はお客さんを増やすための具体的な作戦を立てていきましょう!
1. GoogleマップやGoogle 検索で上位表示されるようにする(ローカルSEO)
これが一番大切です。Google マップやGoogle 検索であなたのお店が上位に表示されれば、それだけお客さんの目に触れる機会が増えます。
Google ビジネス プロフィールを整える
- お店の住所、電話番号、営業時間などの情報を常に最新かつ正確に保ちましょう。
- お店の雰囲気、商品、料理など、お客さんが「行きたい!」と思うような、魅力的な写真をたくさん載せましょう。
- お店のサービスや商品を詳しく説明しましょう。
- お客さんの口コミには、良い内容でも悪い内容でも、必ず丁寧にお返事をしましょう。
- お店の最新情報やイベント、お得なクーポンなどを定期的に投稿しましょう。
お店のウェブサイトをスマホでも見やすく表示されるようにする
今はほとんどの人がスマホでお店を探します。スマホで使いにくいウェブサイトだと、すぐに閉じられてしまいます。
他のお店紹介サイトにも情報を載せる
地域のお店紹介サイトや、業種に特化したサイトにもお店の情報を載せることで、より多くの場所でお店の名前を見つけてもらえるようになります。
2. お客さんが「知りたい」情報を提供する(コンテンツマーケティング)
お客さんがお店を探すときに検索しそうな情報や、お店の魅力を伝える記事や投稿を作りましょう。
ブログでお店の魅力を伝える
- 「〇〇(地域名) カフェ」「〇〇(地域名) ランチ 個室」など、お客さんが検索しそうなキーワードを意識して記事を書きましょう。パフォーマンスで確認したワードは、しっかり盛り込むといいですね!
- お店のこだわりや、他にはない魅力、お店での過ごし方などを具体的に書きましょう。
SNSで魅力的な情報を発信する
- 写真や動画をたくさん使って、お店の雰囲気を伝えましょう。
- 短い動画(リールなど)やライブ配信で、お店の「今」を見せるのも効果的です。
- ハッシュタグ(#お店の名前、#地域名グルメなど)を上手に活用しましょう。
- お客さんがお店で撮った写真や動画を、あなたのアカウントで紹介させてもらうのも良い方法です。
3. 有料広告を利用する
「早く結果を出したい」「もっと多くのお客さんに知ってもらいたい」という場合は、広告も有効な手段です。
Google広告
- 特定のキーワードを検索している人に、あなたのお店の広告を表示できます。「〇〇(地域名) ラーメン」と検索した人にだけ広告を出す、といったことができます。
- お店の周辺にいる人にだけ広告を出す設定もできます。
SNS広告(インスタグラム広告、Facebook広告など)
- 「20代女性で、カフェ巡りが好きそうな人」といったように、お客さんの年齢や興味に合わせて広告を出すことができます。
- 写真や動画で、視覚的に魅力を伝えやすいのが特徴です。
4. 口コミを増やし、お客さんの満足度を高める
良い口コミは、新しいお客さんを呼ぶための強力な味方です。
口コミをお願いしてみる
お店のレジ横に「口コミをお願いします!」という案内を置いたり、QRコードを置いて簡単に投稿できるようにしたりするのも良いでしょう。
満足してくれたお客さんに「もしよろしければ、口コミを書いていただけませんか?」と直接お願いするのも効果的です。
悪い口コミにもきちんと対応する
もし悪い口コミがついても、無視せず、真摯にお返事をしましょう。「ご不便をおかけして申し訳ありませんでした。今後の改善に努めます」といった内容で、お店の誠実な姿勢を見せることが大切です。
お客さんの体験を最高のものにする
結局のところ、一番大切なのは「また来たい!」と思ってもらえるお店づくりです。美味しい料理、気持ちの良いサービス、居心地の良い空間など、お客さんの満足度を高めることに力を入れましょう。
まとめ
今回ご紹介した集客施策を参考に、ぜひあなたのお店に合った方法を見つけて、今日から実践してみてください。お客さんとの出会いを増やし、お店をさらに盛り上げていきましょう!