【本格的な集客施策に向けて】データの分析基盤を構築

なぜ、データを分析する必要があるの?

想像してみてください。お客様がお店を探している時、Google マップであなたのお店を見つけたとします。そのお客様は、どんなキーワードで検索しましたか? あなたのお店を「どこから」見つけましたか? そして、お店のプロフィールを見て「どんな行動」を起こしましたか?

これらの情報は、Google ビジネス プロフィールに記録されています。これらのデータを見ることで、

  • どんなお客様がお店を探しているのか?
  • お店のどんな情報に関心があるのか?
  • 何がきっかけでお店に来てくれるのか?

といったことが見えてくるようになります。

これを知ることで、「もっとこんな情報を発信しよう」「こんなキャンペーンをしてみよう」という、根拠に基づいた集客のアイデアが生まれるんです!

「データの分析基盤」って何?

「分析基盤」なんて聞くと、なんだか専門的で難しそうに聞こえますよね。でも、安心してください。ここでは、今日からすぐに始められることをお伝えします。

要は、「お店のGoogle ビジネス プロフィールのデータを、定期的に見て、理解するための準備」のことだと思ってください。

データをダウンロードする

普段見ているパフォーマンスレポートでもお店の状況は分かりますよね。

でも、あれって最長6ヶ月間の推移しか見られないんです。もっと長期的なデータで、「去年の今頃と比べてどうだったっけ?」とか、「コロナ前はこんな感じだったなぁ」なんて比較をしたい場合、レポートだけだと物足りないんですよね。

そこで役立つのが、「データのダウンロード」なんです!データをダウンロードすれば、過去のデータと今のデータをじっくり比較して、今後の戦略を練るための分析の土台をしっかり築くことができるんですよ。これにより、季節的な売上変動や外部からの影響なども把握しやすくなります。

どんなデータがダウンロードできるの?

ダウンロードできるのは、「インサイト」というデータです。

わかりやすく言うと、お客様がどうやってお店を見つけたのかが分かるデータの事です。

ビジネスプロフィールマネージャーにアクセスすれば、このインサイトデータをCSVファイル形式で最大18ヶ月分もダウンロードできます。

CSVファイルというのは、Excelなどで開ける、シンプルで分かりやすいデータ形式です。ダウンロードしたデータを活用すれば、月ごとのデータをグラフにして、視覚的に分かりやすく表示することも可能になります。

ユーザーがビジネスプロフィールを通して電話をかけたり、経路案内をリクエストしたりといった行動に関するデータも確認できます。

データをダウンロードする方法

では、実際にデータをダウンロードする手順を見ていきましょう!

1. ビジネスプロフィールマネージャーにアクセスする

まずは、お使いのブラウザで、Google ビジネス プロフィールにアクセスしてください。

2. ダウンロードしたいお店を選んでクリックする

ビジネスプロフィールマネージャーにログインしたら、データを取りたいお店にチェックを入れます。

3. 「操作」メニューから「インサイト」を選択する 

お店を選んだら、「操作」というプルダウンメニュー(▼のようなマークがついていることが多いです)をクリックし、その中から「インサイト」を選んでクリックするだけ!これでダウンロードが始まります。

もし可能であれば、ダウンロードしたデータを整えてみましょう。

ダウンロードしたCSVファイルをGoogle ドライブにアップロードして、スプレッドシートで開きます。

ここに日付を追加したり、複数の期間のデータを追加したりします。データをグラフにしてみるのもいいですね。

検索語句のデータを把握する

お客様がお店を見つけた検索語句(キーワード)のデータも確認してみましょう。

管理メニューの「パフォーマンス」からも確認できますが、過去6ヵ月分のデータしか見られないので、こちらもデータを残しておくことをおすすめします。

このデータは、Google ビジネス プロフィールからはダウンロードできないため、スプレッドシートに保存する際は、別の方法を使います。

件数が少ない場合は、手動でコピー&ペーストすると簡単です。

件数が多い場合は、「Table Capture」というChromeの拡張機能を使用すると、一括でスプレッドシートにコピー&ペーストができます。

データから、集客施策を考える

データが確認出来たら、いよいよ「分析」です。難しく考える必要はありません。増えている数字、減っている数字、そしてその理由を考えてみましょう。

いくつか例を上げてみます。

電話からの問い合わせ増加とその理由

先月、電話からの問い合わせが増えた場合、何か新しい情報を投稿したかを考えてみましょう。「〇〇キャンペーンの情報を載せたら、一気に増えた!」と分かれば、次回のキャンペーンにも活かすことができます。

特定キーワードでの検索増加とその活用

特定のキーワードでの検索が増えている場合、もしかしたらこのキーワードでお店を探しているお客様が多いのかもしれません。そのキーワードに関連する情報をGoogle ビジネス プロフィールにもっと充実させたり、投稿でアピールしたりするヒントになります。

ウェブサイトへのアクセス数と改善点

ウェブサイトへのアクセスがあまり増えていない場合、もしかしたらウェブサイトの内容がお客様の求めているものと違うのかもしれません。これはウェブサイトの改善点を見つけるきっかけになります。

このように、数字の変化と、お店で行ったこと(投稿、写真の追加、キャンペーンなど)を照らし合わせることで、お客様の反応が見えてくるようになります。

まとめ

データをまとめ、分析する作業は、少し手間だと感じるかもしれません。しかし、この小さな積み重ねが、お客様の「知りたい!」に寄り添い、効果的な集客施策を打つための羅針盤になります。

ぜひ今日から、あなたのお店の「データ」に目を向けて、お客様とのつながりをより深く、そして強くしていきましょう!

※本記事の内容は執筆時点の情報に基づいています。最新の仕様や操作方法については、Google ビジネス プロフィール ヘルプをご参照ください。

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